この記事のポイント
- Google、Google AI「Gemini」を統合した新世代スマートホームサービス「Google Home」を発表すると共に、Android / iOS 版「Google Home」アプリのリニューアルを発表
- より高速に / より信頼性高く / より充実といった、3 つの目標の下でリニューアル
- 発表同日より全世界向けに順次展開開始
Google は 2025 年 10 月 1 日(水)、Google AI「Gemini」を統合した新世代スマートホームサービス「Google Home」を発表すると共に、Android / iOS 版「Google Home」アプリのリニューアルを発表しました。
Android / iOS 版「Google Home」アプリは、より高速に / より信頼性高く / より充実といった、3 つの目標の下でリニューアルされています。リニューアルされる Android / iOS 版「Google Home」アプリは、発表同日より全世界向けに順次展開が開始されています。
高速性と信頼性向上
リニューアルされる Android / iOS 版「Google Home」アプリでは、Google AI「Gemini」が統合されるにあたって、高速性と信頼性が向上しました。
たとえば Android 版「Google Home」アプリでは、70% 以上の高速化と、80% ものアプリクラッシュ減少を実現。さらに、バッテリー消費とメモリ使用量も改善されています。
また Android / iOS 版「Google Home」アプリ共に、スマートカメラのライブビュー読み込み速度の 30% 向上と再生エラー 40% 減少も実現しています。カメラプレビューの読み込みも改善され、カメラ履歴スクロールもよりスムーズになりました。
「Google Home」アプリで一元管理
リニューアルされる Android / iOS 版「Google Home」アプリでは、新型スマートホームデバイスの管理はもちろん、2015 年以降に発売された Nest デバイスであれば一元管理できるようになりました。もう「Nest」アプリは不要です。
また、旧世代 Nest カメラやスマートドアベルの操作も、よりスムーズに高速化。動画エンコード処理の調整により、旧世代 Nest カメラでも読み込みが高速化され、信頼性も向上しています。
直感デザイン
リニューアルされる Android / iOS 版「Google Home」アプリでは、「Gemini for Home」機能をより直感的に指先一つで操作できるように、「家」タブ /「アクティビティ」タブ /「自動化」タブの 3 つのタブ仕様に再設計されました。
「家」タブ
「家」タブでは、家全体の情報を一元的に把握可能。
また片手でスムーズに操作できるよう、新しいジェスチャー操作も導入されています。タブを切り替えることなく、スワイプ操作で「お気に入り」「すべてのデバイス」「専用ダッシュボード」間を切り替え可能です。
「アクティビティ」タブ
「アクティビティ」タブでは、「Google Home」に接続されているすべてのスマートホームデバイスによって取得されたイベント履歴が表示されます。
また「Home Brief(ホーム概要)」で、その日の出来事を簡単にまとめることもできます。
「自動化」タブ
「自動化」タブではこれまで通りオートメーション機能「ルーティン」を設定 / 管理できるほか、タブの上部に実行予定の「ルーティン」を表示する新しいカルーセル表示が追加されています。
また、「ルーティン」エディターも、最適化機能として再構築。様々な条件に応じた「ルーティン」を、簡単に作成できるようになりました。
スマートカメラ機能向上
リニューアルされる Android / iOS 版「Google Home」アプリでは、スマートカメラ機能も向上しています。
イベント通知の拡大表示やリッチなアニメーション付き拡大プレビュー表示といった、新しいイベント表示も導入されました。これにより、ロック画面からもスマートカメラが捉えたイベント状況を把握しやすくなります。
スマートカメラの履歴表示もスムーズになったほか、タイムラインとイベントリスト間のスワイプ移動も高速化。そして、履歴に表示される動画では、ダブルタップ早送り / 巻き戻しといった、「YouTube」動画のジェスチャー操作と同じ操作を行えるようになっています。
さらに Google AI「Gemini」による把握能力向上により、イベント通知においても、これまでの単なる “人物を検知しました” から、“花を持っている人が歩いています” など、より詳細な情報を伝えてくれるようになりました。
「Ask Home」
これら、リニューアルされる Android / iOS 版「Google Home」アプリをまとめるのが、新しいヘッダーナビゲーションからいつでもアクセスできる「Gemini」統合チャット機能「Ask Home」です。
「Ask Home」では、“照明” や “リビングルーム” といったキーワードを入力すると、関連するデバイスや「ルーティン」が表示され、素早くアクセスできるようになっています。またチャット機能ということで、スマートカメライベントの検索や複雑な「ルーティン」の作成サポートなどを、「Gemini」に質問するのと同じような感覚で実行できるようになっています。
「Google Home」アプリリンク
Source:Google
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