この記事のポイント
- Google、4G LTE 版「Google Pixel Watch 4」の「Pixel Watch 衛星 SOS」の挙動について公式公開
- 電波のない場所にて 4G LTE 版「Google Pixel Watch 4」で緊急通報サービス(911 など)を発信した場合に「Pixel Watch 衛星 SOS」の利用が促され、まずは衛星との接続を確立
- なんらかの事態でディスプレイが見えない状況でも「Pixel Watch 衛星 SOS」を利用できるよう、UI が考慮
2025 年 8 月 21 日(木)開催 Google 新製品発表イベント「Made by Google 2025」において発表された、新世代 Google Pixel スマートウォッチ「Google Pixel Watch 4」。
その「Google Pixel Watch 4」の 4G LTE 版は、「Snapdragon W5 Gen 2」プロセッサを活用した緊急衛星通信機能(Pixel Watch 衛星 SOS)に対応する初のスマートウォッチとしても注目を浴びています。ちなみに「Pixel Watch 衛星 SOS」を利用できるのは、Google Pixel デバイスの「Pixel 衛星 SOS」が展開されている米国 / カナダ / プエルトリコ / 欧州です。
そんな 4G LTE 版「Google Pixel Watch 4」の「Pixel Watch 衛星 SOS」の挙動について、2025 年 9 月 9 日(火)に Google が公式公開しました。
電波のない場所にて 4G LTE 版「Google Pixel Watch 4」で緊急通報サービス(911 など)を発信した場合に「Pixel Watch 衛星 SOS」の利用が促され、まずは衛星との接続を確立するための測位インターフェースプロセスにおけるデモンストレーションが表示され音声ガイダンスが流れます。そして衛星との接続が確立されると、入力した内容が緊急通報サービスに送られつつ、バイブレーション(触覚フィードバック)で知らせてくれます。
緊急通報サービスからの返信の受信が必要な場合などは、画面に表示される[返信を確認]ボタンをタップすることで、衛星との接続が再確立され、そして緊急通報サービスからの返信が受信されます。つまり、初めて「Pixel Watch 衛星 SOS」を利用する場合でも、できるだけわかりやすくストレスもなくユーザーを誘導してくれるわけです。そして、なんらかの事態でディスプレイが見えない状況でも「Pixel Watch 衛星 SOS」を利用できるよう、UI が考慮されています。
ただし、「Pixel Watch 衛星 SOS」起動中は誤操作防止の兼ねてほかのアプリがロックされるため、救急隊員到着後に[助けが到着しました][もう助けは必要ありません]オプションを選択して「Pixel Watch 衛星 SOS」プロセスを完了するか、[衛星モードを終了]ボタンを押して「Pixel Watch 衛星 SOS」を終了する必要があります。
近年の日本の山岳遭難者数は年間 3,000 人を超えていて、インバウンド需要もあり増加傾向にある模様。「Pixel Watch 衛星 SOS」ならびに「Pixel 衛星 SOS」はまだ日本国内で解禁されていませんが、解禁されれば山岳遭難者数も減少するかもしれないですね。
Source:Google
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