この記事のポイント
- Google、これまで提供されてきた開発者向けの Android OS プレビュープログラム「Developer Preview」に代わる新しい Android 早期アクセスプログラム「Android Canary」チャンネルの導入を発表
- 新しい Android 早期アクセスプログラム「Android Canary」チャンネルは、「Chrome」ブラウザに対する「Chrome Canary」などと同様に、年間を通じて継続的にプレビュー版の最新ビルドが提供
- より安定したプレリリース版 Android OS 試用プログラム「Android ベータ プログラム」も継続して並行展開
Google は 2025 年 7 月 10 日(木)、これまで提供されてきた開発者向けの Android OS プレビュープログラム「Developer Preview」に代わる新しい Android 早期アクセスプログラム「Android Canary」チャンネルの導入を発表しました。
これまで開発者向けに提供されてきた「Developer Preview」は、Windows 用 WEB ツール「Android Flash Tool」を用いたファクトリーイメージの都度手動導入(フラッシュ)仕様で、毎年だいたい 2 月頃から、プレリリース版 Android OS 試用プログラム「Android ベータ プログラム」へと切り替わるタイミングまでの期間限定で提供されてきました。しかし今回導入が発表された新しい Android 早期アクセスプログラム「Android Canary」チャンネルは、「Chrome」ブラウザに対する「Chrome Canary」などと同様に、年間を通じて継続的にプレビュー版の最新ビルドが提供される点が特徴です。
新しい「Android Canary」チャンネルでは、同様に初回こそ「Android Flash Tool」を用いて手動でファクトリーイメージをフラッシュする必要がありますが、以後は「OTA(Over the Air)」にてソフトウェアアップデートが提供されます。とはいえ、「Android Canary」チャンネルはこれまでと同様に不具合や予期せぬ変更を含む最も初期段階の実験的ビルドとなるため、メイン使いの Android デバイスへの導入は推奨されません。
これらは、「Developer Preview」や「Android ベータ プログラム」と同様です。また、対応する Google Pixel デバイス向けとなる、あくまでもいち早く Android 新機能や API をテストしたい Google Pixel デバイス限定の開発者向けのプログラムです。
なお、「Developer Preview」に代わって新しい Android 早期アクセスプログラム「Android Canary」チャンネルが開発者向けに提供される一方で、より安定したプレリリース版 Android OS 試用プログラム「Android ベータ プログラム」も継続して並行展開されます。「Android Canary」チャンネルはあくまでも開発者向け、「Android ベータ プログラム」は比較的安定した Android 向け新機能をいち早く試したいアーリーアダプター Google Pixel ユーザー向けというわけです。
新しい Android 早期アクセスプログラム「Android Canary」チャンネルは、導入発表同日より提供開始されています。
Source:Google
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